3月決算

またしてもかなり間が空いてしまいました。
会計事務所は確定申告業務が終わったと思ったら少し間をおいて今度は3月決算の法人の申告の業務が待ち構えています。
私の事務所では遅ればせながらこの3月決算の法人の申告業務から地方税の電子申告(eLTax)を全面的に導入することにしまして、想像していた以上に業務の効率化を図ることができた(もっと早く導入していればよかったと後悔することしきりです)のですが、それでもやはりギリギリになってしまいました。更新に間が空いてしまったのはそのことが理由なのかもしれません。(やろうと思えば出来たかも?)
法人税の申告期限は決算期末日の翌日から2ヶ月以内と定められています。従いまして3月決算の法人は申告期限が5月末になります。但し法人税の申告は決算が確定していないと出来ません。
決算は株主総会の承認を経ないと確定しませんので例えば3月決算の上場企業などでは6月末の株主総会を経ないと税務申告書は提出出来ないことになります。このような場合は事前に税務署に申告期限の延長の届け出を出す(1ヶ月の延長が可能)ことで対応しています。そもそも会社法では株主総会の開催は決算日の翌日から3ヶ月以内に開催するものと定められていて税法とは異なっているからこのようなことになるという訳です。上場企業等は公認会計士の監査も受けないといけませんから1ヶ月期限が伸びるというのはありがたいようにも見えますが、実際はとてもじゃないけどその程度では時間が足りないくらいですが。
申告期限の延長の届け出を出した場合でもあくまでも法人税の納期限は決算日の翌日から2ヶ月以内であることに気をつけないといけません。申告期限の延長の届け出を出した場合その延長期間に対して「利子税」というものが課せられます。「延滞税」と異なるのは事前に届け出をした場合に課せられるものである、という点です。(国からお金を借りている、という解釈→それに伴う利息、ということ)またこの「利子税」は損金算入(税法上の経費として認められる→延滞税は「ペナルティ」の意味合いが強いため損金不算入)が出来るのですが、かなり税率が高いので、出来ることなら本来の納付期限である決算日翌日から2ヶ月以内に納付してしまう方がいいと思います。(予定納税的な意味合いになるのだがその金額が確定税額に等しければそれで結果オーライで済むことになる)
あと気をつけないといけないのは消費税(及び地方消費税→以降「消費税等」)の申告には申告期限の延長の手続きは認められていないということです。従って消費税等は決算日の翌日から2ヶ月以内に申告・納付しないといけないということです。先述の法人税の納付の話等も総合して考えると法人税の申告期限の延長の届け出を出していても結局は税務申告業務は決算日の翌日から2ヶ月以内には数字を確定させておかないといけないということになるんですね。
・・・実はここまでの話は今回したかった話ではなかったりします。
今回お話ししたかったのは会社の決算は本来いつでもいい、ということです。つまり別に3月決算でなくても構わない、ということなんです。
実際私の事務所の得意先でも決算月はバラバラです。意外に思われる方も多いかもしれませんが、決算月はこの月でないとだめ、なんて法律のどこを見ても書いていないんですよね。(例外はもちろんあって例えば銀行は銀行法で3月31日が決算日と定められている)それでも私の事務所の得意先でも3月決算の会社が一番多いのはやはり世間では3月決算が圧倒的に多いという流れを受けてのことでしょうか。
ちなみに小売業では2月決算が多かったりその昔は商社は8月決算が多かったという具合に業種によってある時期に決算が集中するという現象が見受けられます。(小売業や商社がこの時期に決算を組むのは流通の閑散期になるから→いわゆる「ニッパチ」という奴です)また外資系の会社では12月決算の会社も見受けられます。欧米の会社が12月決算のところが多いからと言われます。
あと以前聞いた話ですが、インドでは法律で税務申告の期間が4月から3月と定められているのだそうです。(決算期に関しては日本同様法律の定めはない・・・が3月以外を決算期にしてしまうと決算と税務申告を別々に行わないといけなくなる)インドの会計士はある意味季節労働者みたいなものなのでしょうか・・・。
先述の通り私の事務所では3月決算の会社が多いのですが、全体的に見ればかなり決算期はばらけているように思えます。決算期がいつでも構わないことをご存じの方で法人設立から関与を始めた時に「先生の都合のいい時に決算期を設定してもいいですよ」と言って下さる方がおられましたが、正直いつでもあまり変わらないような気がします。本当にありがたい話ですが、何やかんやで毎月ドタバタしていますので・・・。
まあ敢えて言うなら3月とか12月(ここも結構多い→確定申告業務の時期と重なりますし)以外ならいつでもいいのかなあ、というのが本音ですが、実際は何とでもなりますのでお客様に合わせるというのが第一ですね。

「道」と「道路」の違い

ゴールデンウイークも間もなく終了。私は暦通りお休みさせてもらいましたが、非日常の日々もこれでお別れ(まだ土日はありますが)と考えると寂しいですね。
とりあえず明日と明後日は事務所は営業します・・・が明日の晩は例の研修があります。前回の内容はちょっと専門的な内容でここで触れるような内容ではないと思いましたが私の実務上では非常に興味深い、というか長年の疑問があれこれと解決したという意味で非常に有意義でした。
この研修は夜にあるのですが、毎回非常に内容が充実していて本当に寝る暇も与えてくれないですね。
という訳で前々回の研修の内容ですが、タイトル通りの質問です。皆さんもちょっと考えてみて下さい。
「「道」と「道路」は何が違うのか?」

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奥が深いです

4月になってから毎週大阪に研修に通っているという話を前回しましたが、税法とは関係ない話でも非常に興味深い話が多くて毎回(と言ってもまだ2回ですが)感心することしきりです。
今回の研修は「土地の評価実務」というテーマなのですが、そもそも「土地」とは何種類あるかご存知でしょうか?
実は「不動産登記事務取扱手続準則」の第68条に規定されているのですが、基本的に23種類もあるのだそうです。
長くなりますが定義も含めて記載する(これで特徴がよくわかると思います)と次の通りになります。
(1)田:農耕地で用水を利用して耕作する土地
(2)畑:農耕地で用水を利用しないで耕作する土地
(3)宅地:建物の敷地及びその維持若しくは効用を果たすために必要な土地
(4)学校用地:校舎、附属施設の敷地及び運動場
(5)鉄道用地:鉄道の駅舎、附属施設及び路線の敷地
(6)塩田:海水を引き入れて塩を採取する土地
(7)鉱泉地:鉱泉(温泉を含む)の湧出口及びその維持に必要な土地
(8)池沼:かんがい用水でない水の貯留地
(9)山林:耕作の方法によらないで竹木の生育する土地
(10)牧場:家畜を放牧する土地
(11)原野:耕作の方法によらないで雑草、かん木類の生育する土地
(12)墓地:人の遺体又は遺骨を埋葬する土地
(13)境内地:境内に属する土地で、宗教法人法(昭和26年法律第126号)第3条第2号及び第3号に掲げる土地(宗教法人の所有に属しないものを含む)
(14)運河用地:運河法(大正2年法律第16号)第12条第1項第1号又は第2号に掲げる土地
(15)水道用地:専ら給水の目的で敷設する水道の水源地、貯水池、ろ水場又は水道線路に要する土地
(16)用悪水路:かんがい用又は悪水はいせつ用の水路
(17)ため池:耕地かんがい用の用水貯留池
(18)堤:防水のために築造した堤防
(19)井溝:田畝又は村落の間にある通水路
(20)保安林:森林法(昭和26年法律第249号)に基づき農林水産大臣が保安林として指定した土地
(21)公衆用道路:一般交通の用に供する道路(道路法(昭和27年法律第180号)による道路であるかどうかを問わない)
(22)公園:公衆の遊楽のために供する土地
(23)雑種地:以上のいずれにも該当しない土地
・・・こんなにあるんですねえ。私も驚きました。
で、税法上ではこれら23種類が9種類にまとめられます。(財産評価基本通達第7条)
・宅地
・田
・畑
・山林
・原野
・牧場
・池沼
・鉱泉地
・雑種地
「牧場」とか「鉱泉地」というのはあまり見かけることもないと思うので実際に見かけることが多いのは残り7種類になると思うのですが、実は曲者なのが「雑種地」だと思います。
「不動産登記事務取扱手続準則」でも「以上のいずれにも該当しない土地」と定義されていることからもわかるように「その他」なんですよね。
具体例を示すと(3)宅地の定義から考えると建物に隣接した駐車場は「宅地」になる(「建物の敷地及びその維持若しくは効用を果たすために必要な土地」なので→後述の「青空駐車場」と比較すればすぐわかる)のですが、いわゆる「青空駐車場」は「雑種地」になるんですね。で、「雑種地」の評価は難しいのですよ。かなり専門的な話になるので今回は割愛しますが、「雑種地」が出てきたら気をつけて欲しい、とだけお話ししておきたいと思います。
この研修で聞いた話でもう一つ興味深い話がありましたのでまた次回にでもお話したいと思います。
でも早く書かないとまた来週の火曜日の研修で他の興味深い話が出てきたりしてお伝えするのが遅れてしまいそうですね。
月曜日までに触れられるようにがんばりたいと思います・・・。

Too Late

先週火曜日、朝から晩まで大阪にて研修を受けてきました。
昼間は「国際財務報告基準」(IFRS:International Financial Reporting Standards)の研修、夜は相続税や贈与税の財産評価に関する研修でした。
「国際財務報告基準」に関する研修は非常に興味深い内容だったのでまたここでも機会を改めて取り上げたいと思いますが、今回は夜の財産評価の研修に関して触れたいと思います。
・・・が実は専門的な話ではなく、その中で出てきた余談についてですが。(このカテゴリーでいいのかなあ?)
今回の研修は全10回、夜間に開催されるのですが先週の火曜日の研修はその1回目でした。
講師は笹岡宏保先生。資産税に関しては非常に有名な方で私も過去に何度も笹岡先生の研修に参加しています。
非常に面白くディープな内容(「超マニア向け」かもしれないのですが)で毎回とてもためになる内容です。
この10回シリーズの研修の内容は「財産評価」ですが、その中で土地の評価に焦点を絞った内容です。
最初ということで土地の種類に関する話から始まった(これも「豆知識」として知っていると面白い話だったのでまたここで触れたいと思います)のですが、その中で「田」に関する余談が非常に印象に残りました。というか自分にとってはずしりとのしかかってきたように思いました。
笹岡先生が話されたのは「休耕田」の話です。曰く「一度「耕作」を止めてしまえば田は草ボーボーになって元に戻すのはとても難しい。とりあえず耕作が出来るようになるまででも数年かかる。それに耕作が出来るようになってもそこで取れる米は美味くない」
・・・前半の「元に戻すのはとても難しい」という話は聞いたことがあるのですが、後半の話までは考えたことがなかったです。要するに一度田を荒らしてしまえば事実上耕作を再開するのは無理、ということなんですね。
この話が何故自分にずしりとのしかかってくるのか。
実は私は実家に田を所有しているのです。しかし休耕田にしてしまい今や草ボーボーになっているのです。
正直「んなもんまたすぐ再開出来るよ」と考えていたのですが、それは甘かったということですね。
かつては村の親戚の方に米を作ってもらっていたのですが、その方が今から数年前に事故で亡くなられてしまいそれから耕作放棄していたのです。
正確には田は2か所あって一つは今も村の方に頼んで耕作してもらっているのですが、それは小さな面積の田でメインの大きな田が耕作放棄状態になっているのです。
以前から何とかならないのか、と思っていたのですが、今の私の置かれている状況ではどうしようもないです。本気で耕作再開するなら税理士の仕事やめないと多分無理だと思いますし。
改めてどうすればいいのか、と。正直どうしようもないのですが、何とかならないのか、と思います。
誰かいいアイデアがあれば教えてほしいものです・・・。

Decade of…

今日は私の父の命日です。
父はちょうど10年前の今日56歳の若さで急逝しました。
あまりにも唐突な出来事で残された家族全員、そして事務所の従業員の皆さんもどうしたらいいのか茫然としました。
あれから月日は流れ早10年。様々なことがありましたが何とかここまでやってくることが出来ました。
父ががんばって築き上げた基礎があったからこそ残された全員が奮起してやってこれたのだと思います。
私のような未熟者と引き続きお付き合いしていただいた先代の時代からの得意先の皆様、私の代になってから新たにお付き合いの始まった得意先の皆様、そして様々な場所でお世話になっている皆様にも感謝したいと思います。
これからも初心を忘れないで引き続きがんばっていきたいと思いますので、どうか今後ともよろしくお願い致します。
個人的には10年前といえばまだ資格も中途半端でしたし、妻も子供もいませんでしたし、そんなところを考えてみても本当に劇的に環境が変わったように思います。
でも個人的にやりたいことに割ける時間がなくなってしまったことがちょっと悲しいですね。。。まあそういうことは「老後の楽しみ」にでも取っておきましょうか。

宇治川さくら祭り

今日は「宇治川さくら祭り」の開催されている宇治橋周辺に出かけてきました。


何かしら計ったかのように桜が満開、しかも天気も非常に良いという絶好の花見日和。
宇治橋周辺には時々行く(昨年の夏には「宇治川花火大会」を初めて見ました→しかも屋形船の上から)のですが、この時期に行くのは初めてでした。

さすがに大勢の人でごった返していました。出店もたくさん出ていましたが、昼食をちょっと多めに食べてしまったのであまり欲しいとも思わず・・・。


たまたま宇治川名物の「鵜飼い」のデモンストレーションをやっていました。
本来鵜飼いは夜に行われるものだったと思うのですが、真昼間に見るとどのように鵜飼いがなされるのかよくわかりました。
写真の通り本当に目の前で行われていましたし。
という訳で確定申告も終わりしばらくは週末ものんびり出来る日々が続きそうです。
尤もゴールデンウイーク前後から3月決算の会社の申告が控えています(うちの事務所でも件数は多いです)ので、「嵐の前の休息」みたいなものだと思うのですが。
そんな訳でこちらの更新もマメに行えるように努力したいですね。(まだ一度も専門分野の話をしていないような。。。)

AC/DCを見に行ってきました。

確定申告業務期間中土曜出勤にする(2回だけですが→今年は2/27と3/6)関係上私の事務所では毎年確定申告期間が終了してから臨時休業を取ることにしています。春分の日絡みで三連休になるのでそこにこの休みを引っつけることで五連休になります。いいでしょ?
私は年が明けてから土日もあまりまともに休んだ記憶がない(土日にもいろいろと行事があったりするというのもあるのですが)ので皆さんより早めに休みを取らせてもらうことにしました。という訳で3/16に京セラドーム大阪へAC/DCというロックバンドのコンサートへ行ってきました。


このAC/DCというバンド、オーストラリア出身で結成から間もなく40年にはなろうかという超ベテランバンドです。世界での人気は物凄くて全てのアルバムセールスは2億枚以上、代表作である「Back In Black」(1981年)は史上最も売れたアルバムであるマイケル・ジャクソンの「Thriller」の次に売れたアルバムと言われています・・・が日本での人気は世界のそれと比していまいちと言わざるを得ません。日本でもとても人気があるクイーンやエアロスミスやボン・ジョヴィといったバンドに比べてパッと見の派手さがない、ということが理由と言われています。

しかしこのバンド、正に「質実剛健」としか言いようがないシンプルだが力強く非常にノリがいい&随所で一緒に歌えてしまうキャッチーな曲(その代りメンバーの格好はただのおっさん→但しリード・ギタリストのアンガス・ヤングは「スクールボーイ」(中学生の制服)という奇抜な格好・・・だが今やそれが完全に定着してバンドの売りの一つにもなっている)がメインで、しかも約40年間のキャリアでこの音楽性に全くブレがないため熱狂的なファンは世界中に物凄く存在します。世間的にはハードロック/ヘヴィメタルに分類されているのですが、どう考えても正に「ロックンロール」の王道だと思うのですが。
あとあまり指摘されることがないような気がするのですが、このバンドのライブは非常に演出が派手なことも特徴です。今回もステージセットがあまりにも大き過ぎて前回の来日(2001年→私は三次試験にまだ合格していませんでしたがこの来日は19年ぶりとのことで見逃すと次はないかも、と思い見に行きました。何とアリーナ前から2列目というこれまでで最高の場所でした)の会場だった大阪城ホールでは収納できないため京セラドーム大阪が選ばれたのだとのこと。日本での人気を考えると正直京セラドーム大阪では満杯にならないのでは(海外では数万人が収納できるスタジアムが瞬時ソールドアウトになる程人気があるのですが)、と心配していたのですが、今回のステージセットでは(ドームの真ん中にステージを設置してステージ正面だけに観客席を縛り込んでいました→スタンド全体を解放してもこれじゃあセットが見えなくて面白さも半減以下だと思います)確かにここでしないと無理だよなあ、と思わされる程半端じゃないでかさでした。実際蓋を開けてみると観客席として用意された部分はほぼ満員になっていたように感じられました。
16日は昼から出かけたのですが、大阪の顧問先に用事があったのでちょっとだけ寄ってそれから会場に向かいました。・・・5時頃に到着したのですが読みが甘かった。
というのもTシャツ等のグッズ売り場が長蛇の列・・・。そう、このバンドはキャラクターグッズの人気が非常に高い(何せバンドのロゴマークだけでもブランドと化していますから→適当に探せば出てきますがこのロゴのフォントがあるくらい)のです。グッズ売り場はかなり大きかったのですが、それでもここまで並ばされるというのは私もあまり経験したことがなかったです。そして並んでいる間に次々とお目当てのグッズは目の前で売り切れに・・・。
一緒に見に行った友人は当然仕事終了後会社から直接会場入りで座席にて落ち合いました。今回もアリーナの前から14列目という非常に見易い席でした。

開演前から頭につけるピカピカ光る角のアイテムが会場のあちこちで光っていました。(彼らの代表作であるアルバム「Highway To Hell」のジャケット参照)



ほぼ定刻に照明が落ちると共に物凄い歓声があがってライブがスタート。オープニングはステージを覆っている幕にアニメが映し出されるのですが、これがまた非常によく出来てるんですよ。そのアニメの最後で蒸気機関車が突っ込んでドカーン、となってステージを覆っている幕が開いてそこにアニメそのまんまに蒸気機関車のでかいセットが飛び出してくる、という展開。そこから2時間強、あっという間でした。最初から最後まで圧倒されっぱなしでした。




蒸気機関車のでかいセットはあちこちから火を噴きまくるし、「Hells Bells」では天井から文字通りでかい「鐘」が降りてきてそれにヴォーカルのブライアン・ジョンソン(何と今年62歳!それであれだけバリバリ歌って走り回っていてとてもそんな齢には見えなかった)が飛びついて音を鳴らす(音はテープですが・・・)、「The Jack」ではアンガス・ヤングがストリップをする(苦笑→前回は日の丸の柄のパンツを見せていました。その昔はおしり丸出しでしたが、さすがに今はそんなことはしません。それにしても男のストリップを見て喜ぶ観客(私も含む)って・・・そういうのが正に「ロック」(「単なる馬鹿」ともいう)なのですが)、「Whole Lotta Rosie」では歌詞の中に出てくる巨漢の女性の風船人形が出てくる(今回は蒸気機関車にまたがるような形で登場、しかも曲に合わせて足踏みするという非常に凝った仕掛けでした)、「Let There Be Rock」では過去のアルバムジャケットが次々とスクリーンに映し出され昔からのファンは喜んでしまうし最後の「For Those About To Rock We Salute You」では6門の大砲がステージ後方に並んでドッカンドッカンと炸裂する・・・言葉だけで説明しても雰囲気が伝わるのかどうかわからないのですが、もうとにかく凄い凄いとしか言い様がなかったです。
コンサート終了後一緒に見ていた友人たちと京セラドーム大阪の近所のホルモン屋で余韻に浸りながら飲んで帰宅しました。京セラドーム大阪には昨年から阪神電車の駅が出来ましてそれが近鉄電車と相互乗り入れしているので帰宅が凄く楽になりました・・・がこの日は奈良まで戻ってきて電車を乗り過ごす羽目になってしまいました。確定申告でくたびれていたところにお酒が入ったからでしょうか。我ながら最後が締まらないですね。トホホ。
今回のAC/DCの来日は実に9年ぶりとなったのですが、前回の来日と今回の来日の間にかなり時間が空いてしまったのは彼らがレコード会社の移籍等様々なことを見直していたからだそうです。そのために有能な弁護士を雇ったのだそうですが、結果的にはこれが大成功となりました。2年前に発売された最新作「Black Ice/悪魔の氷」は全世界で1000万枚売れたそうです。このCDが売れない時代に凄いことだと思います。レコード会社はソニー傘下のエピック(マイケル・ジャクソンと一緒→結果として史上最も売れたアルバムと史上第二位の売り上げのアルバムが同じレコード会社から発売されることになった→これらのアルバムは今でもよく売れています。原価の回収はほとんど終わっているため売れただけ丸々利益になる、という訳です)になったのですが、この「Black Ice/悪魔の氷」がソニーの利益に貢献したことはソニーの四半期報告書(http://www.sony.co.jp/SonyInfo/IR/library/8ido18000000iv30-att/h20_q3.pdfの6ページ(pdfファイルでは10ページ)にもきちんと記載されています。
メンバーの平均年齢が60歳近いため今回で来日は最後、という話も出ていたのですが、今回のライブを見ている限りまだまだバリバリ現役でいけるんじゃないの?と思わざるを得ません。というかどこが60代なのだ、と言わざるを得ないです・・・。近い将来もう一度日本にやってくることを祈願したいです。(子供にも是非とも見せたいのですが、こういうのに興味示すかなあ・・・?)

確定申告終わりました

昨日無事電子申告で全て送信終了しました。
お客様にも無事終了した旨お伝えしたいと思います。誠にありがとうございました。
事務所の従業員の皆さん、母親、そして妻の全面的な協力のもと今年度も無事確定申告業務を終えることができました。
この場をお借りしまして厚く御礼申し上げます。
昨年度から基本的に全て電子申告で提出するようにしているのですが、そのおかげか従業員の皆さんの残業時間が減少したように思えます。
社会保険労務士事務所の方にちょうど確定申告業務が始まる直前に労働基準法の絡みで残業時間に関する特例(お任せしているのであまり細かくは把握していないのですが)の申請を出してもらったのですが、今までならそれでも労働基準法に抵触するかも、というくらいどうしても残業時間が長くなっていたのですが、今回はその点に関しては問題なくクリア出来たのでは、と思います。
ただそのしわ寄せ(?)が私に来ていたような気がするのですが。電子申告の送信は私のパソコンからしか出来ないんですよねえ。そんな訳で私は連日遅くまで(と言っても日付が変わるかどうか、というくらいです)事務所に残っていました。
昔はその程度残業していてもどうってことなかったのですが、今回はかなりきつく感じました。正直身を削って作業しているような感じもしました。
まだ私は30代なのにそんなこと言うと「何言ってるんだよ!!!」とお叱りを受けそうなのですが、やっぱり私も少しずつ年を取ってきているのでしょうか・・・。
という訳で事務所は18日(木)・19日(金)と確定申告期間中土曜日出勤にした分を振り替えて臨時休業させてもらいます。
私は明日からお休みさせてもらいます。
たまにはゆっくりしたいですねえ・・・。
とりあえず一年で一番忙しい時期が終わりましたので、これからはホームページの更新もマメに出来るように努力していきたいと思います。
とはいうものの、3月決算が多いし(実は4~6月に決算期を迎えるお客さんも多いのですが)、確定申告期間中は(皆さんのご配慮もあって)お休みになっていたあれこれ役職の仕事もまた再開されますし、案外忙しい日々が続くような気がしますね・・・。例年のことですが。

確定申告真っ最中

うわ、気づけば3週間も書いてませんでしたね。
皆さんご想像の通り今まさに確定申告業務の真っ最中です。ただでさえ毎日忙しいのに更に忙しさに拍車がかかっています。土日も休めないのですが、今日は午前中だけ仕事して午後からはお休みにしました。頭も休めないといけませんから。(「確定申告」とは消費税の確定申告、法人税の確定申告も指しますが、今回は個人の所得税の確定申告のことを指します)
さて、そもそも「確定申告」とは何のためにあるのでしょうか。「Wikipedia」の「確定申告」を見れば書いてますね。以上。
・・・これではいけませんよね。実は「Wikipedia」の解説だけではちょっと足りないのでは、と思うので私なりに追加して説明したいと思います。
まず根本的に個人に帰属する所得の総額と所得税額は「自分で申告する」というのが大原則です。1ヶ所から給与所得だけをもらっているという方は「年末調整」でこれらの計算が全て終わるのですが、あくまでこれも自分が計算しないといけない所得及び所得税を勤務先が代わりに計算しているだけのことです。日本での所得税の納税者の大半の人を占めるサラリーマンが年末調整で全て終了しているため納税しているという自覚を持っていない、ということが実は非常に大きな問題だと個人的には感じているのですが、この話はまた別の機会にでもしたいと思いますので今回は割愛します。
さて、「所得」とはどのようなものが存在するのでしょうか。実は日本では今10種類の「所得」があります。順に挙げていきますと「利子所得」「配当所得」「不動産所得」「事業所得」「給与所得」「退職所得」「山林所得」「譲渡所得」「一時所得」「雑所得」です。それぞれ文字通りで説明は不要かと思いますが、「一時所得」と「雑所得」だけ説明が必要かと思います。「一時所得」とは懸賞や福引の賞品・賞金(宝くじは非課税→例えばジャンボ宝くじの場合300円/枚のうち40%の120円が発売元の各自治体の収益になっている(=税金を払っているのと同じ)ため)、生命保険金の一時金、損害保険の満期返戻金、競馬・競艇等公営競技の払戻金、遺失物拾得者や埋蔵物発掘者の受ける報労金等が該当します。臨時性が強いので他の所得と比べると控除等で優遇されています。「雑所得」とは「利子所得」~「一時所得」のいずれにも該当しない所得で、具体的には年金・恩給等、著述家や作家以外の人が受ける原稿料や印税、講演料や謝金等が該当します。
これらの所得は支払う側としては誰にどれだけ支払っているかは当然わかりますが、受ける側の人が他に誰からどれだけ受け取っているのかはわかりません。それ(=一個人が1年間に受け取る全ての所得)がわかるのは受ける自分だけです。だからこそ自分で確定申告しないといけないのです。とはいうものの所得の種類だけでも前期の通りたくさんあるというのにただでさえ複雑怪奇な所得税法なんてさっぱりわからない、という方が大半だと思います。そこで税理士が登場する、という訳なんですね。税理士法第52条には税理士(または税理士法人)以外の者が税理士業務を行ってはならない、と規定されています。実は税理士(または税理士法人)にはそれだけ非常に強い業務独占権限が与えられているのです。何故これほどまでに強大な権限が与えられているのか、それはまたの機会にお話ししたいと思います(何かこればかりですが・・・)。気になる方は「税理士法第52条」で検索してみて下さい。
3月15日まで残り2週間です。気合い入れてがんばりたいと思います。

雪の週末

今日は先日の日記で触れた滋賀県の実家にいます。明日この村の年次総会があるのですが(家だけでなく先祖代々から引き継いでいる山林等が残っています→所有する不動産の面積割で村の会費を払わないといけない)、時間が朝早いため前日から泊まることにしたという訳です。それと今回は後で出てくる写真をご覧になればわかるように昨日から雪が降っていまして当日京都から向かうと遅刻する危険性がある、ということもあります。(あと実家の近所にある顧問先の訪問の予定も入れました)実家に泊るのは昨年の8月にお盆の準備に来た時以来で約半年振りということになります。


見ての通り今日は一日雪でした。積雪量は10cm程度です。正直この程度だと雪が降ったとは言えないですね。今年の冬は村の方に聞いたところ最高60cm積もったとのことですが、その昔私がここに住んでいた頃は約1m積もったこともしばしばありましたから。その時は道が雪で埋まってしまって学校に行けませんでした。しかし学校は休校になっていなくて後で怒られました。正直何でやねん、と思ったものですが。
やはり最近は暖冬なのでしょうか、私がここに住んでいた頃のように物凄く雪が積もるということはあまりないような気がします。この冬60cm積もったというのは久々のことだと思います。5年ほど前に久々に約1m積もったとのことですが、この年の村の年次総会の時には雪が溶けて50cm程度になっていました。それでも非常に驚いたものです。今では京都でほんの5cm積もるだけで(それですら京都ではめったにないことなのですが)まともに動けなくなってしまうというのはかつてこんな場所に住んでいたのにある意味情けないなあ、と感じることもしばしばです。
実家は冬に雪が降ることの他の特徴としては日当たりが悪い(何せ「中山」ですから)こと、それも関係するのですが湿気がきつい、その一方夏の暑さが京都に比して非常にましである、ということが挙げられます。あと言うまでもありませんが空気がきれいなので夜空の星が美しいです。地蔵盆(8/23頃)には天の川を肉眼で見ることができます。そんな環境だったもので私が子供の頃は天体観測に非常に興味を持っていました。私は新婚旅行でオーストラリア(ケアンズ)に行ったのですが、実は「南十字星」を見たい、という子供の頃からの夢をかなえたかった、という理由もあったのです。もちろんバッチリ見てきましたよ。

ああそうそう、実家の村はご多分に洩れず最近は過疎化が進んでいるためか、動物がやたら出現します。その代表がサルです。
こいつらはしぐさは可愛い(普通結構凶暴なのですがこの村に出没するサルはあまり凶暴ではないような気がする)のですが畑に植えてあるものを取ったりするする厄介者なんです。
今日も写真のように民家の屋根の上によじ登って畑から強奪した白菜を食っていました。困ったものです。
次回は私の子供時代の話をしたいと思います。
私とお付き合いのある方にとっては意外に思われるお話もあるかもしれませんね。